昨日のレッスン

昨日のレッスンは天候の悪い中、山梨県からお越し頂いた
アートディレクターのO様のレッスンでした。

お仕事で箱崎周辺の鳥瞰図が必要になり、Vectorworksの3Dで作成したいとの事でした。

最終的な出来上がりはそれほどリアルなものでなくて良いとの事。

これまでIllustratorとPhotoshopは普段からお使いでしたので、Illustratorでオブジェクトを一つずつ作成して作ろうかと思われたそうですが、
アングルの変更ができないなどの問題があるので、Vectorworksでの作成を決意されました。

鳥瞰図では、町なみの道路と、建物、河川が表現されますので、
地図の画像等を下図としてトレースし、河川は3D多角形、建物などは柱状体で表現します。


【鳥瞰図作成の際の下図の準備】
箱崎周辺の地図を事前にご用意いただき、Photoshopで加工しておいて頂きました。
その際、スケールが分かるようにしておいて頂くのがポイントです。

それを下図として、〈ファイルメニュー〉→〈取り込む〉→〈イメージファイル〉で
Vectorworksに書類に取り込みます。

その状態で、まだ縮尺は1;1のままにしておき、画像のスケール部分を測ります。

実際の大きさ÷スケール部分の計測して分かった数値 にて、数値を出して、
地図の画像を〈加工メニュー〉→〈伸縮〉で、実寸の大きさに変更します。

その後、用紙に収まる縮尺に変更します。


Vectorworksはほとんど初心者様でしたので、用紙の設定や縮尺の設定から始めて、
今回の鳥瞰図作成で必要なツールと操作事だけ、お伝えしました。

【ツール類】
・四角形

・多角形

・曲線
・カメラ

【大量の図形を分類、管理する機能】
・クラス

【メニュー】
・貼り合わせ

・切り欠き

・柱状体

・3D多角形に変換
・画面登録

7時間かかりましたが、町並みと河川は立体になりました。
今回の鳥瞰図作成時の注意として、図形の管理の為に必要なクラスの作成と利用方法もご理解いただけました。

なかなかスクールでは鳥瞰図作成だけの講座はありませんので、
レクタならではのレッスンになったかと思います。

次回は橋の部分の作成、光源、などの解説になるかと思います。
なかなかの力作ができそうです。
引き続き、頑張って参りましょう!